ニーズ情報詳細
1204005 : 株式会社ハイペップ研究所
案件番号 |
000076 |
テーマ名 |
PepTenChipの応用例に関する協力
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ニーズ情報
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背景 |
生体における分子同士の認識がその立体構造対構造であることに着目し、その認識が蛍光強度変化によって検出でき、しかもその強度変化は認識の量(検体の量)を反映することを世界に先駆けて実証した。タンパク質の構造を基に設計した多種多様のペプチド誘導体でタンパク質が模倣できることに着目し、これらペプチド誘導体をセンサー素子(捕捉分子)としてタンパク質との相互作用に用い、これを基板上に配置(アレイ化)した検査診断用のバイオチップの開発を進めてきた。生体機能という観点における分子同士の認識は本質的には構造対構造の相互作用である。本研究が目指す検査・診断用バイオチップの研究開発課題は次の5点からなる。それらは、①ペプチドアレイのための標識ペプチドライブラリーの構築(多種設計ペプチドの化学合成)技術、さらにペプチドに加えて他の生体成分である糖脂質やオリゴ糖も天然物から調製し捕捉分子ライブラリーとした。②捕捉分子ライブラリーを搭載するためのチップ用基板とその表面化学(表面を各種の官能基で誘導体化し多種の分子種を固定化する)の開発。③アレイ化技術(ナノテクノロジーを駆使してチップ基板上に極微量のペプチド群を定量的にデポジット/固定化する)。④オンサイトで使用可能な簡易型検出器製作技術。⑤データマイニングのための解析同定ソフトウエア等である。これらの課題を統合的にまとめてシステム化することが実用化への鍵である。これまでに、ペプチドライブラリー構築では合成手法の最適化に成功し、アレイ化のための標識ペプチドライブラリー2000種以上を確保した。新規な優れた性質を有する基板素材とその表面化学を確立した。 |
キーワード |
タンパク質、バイオマーカー、ペプチドアレイ、蛍光検出装置 |
目的の詳細又は現状の問題点 |
PepTenChipはその基本技術を確立したが応用技術に関する開発に問題を有している。特に実サンプルを用いた検出結果をデーターべス化し、バイオインフォマティクスの分野との連携を図りたい。 |
必要度合 |
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解決された場合の効果等 |
唾液や血液等の体液を検体として非侵襲検査の新しい技術となる。 |
その他の情報(希望提携先等) |
新規な診断技術に興味があり共同開発が可能な人材や資金を有する提携先を希望。 |
参考図表 |
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関連情報へのURL |