ニーズ情報詳細
2601001 : 株式会社七十二候
| 案件番号 |
| 000153 |
| テーマ名 |
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地方創生と未利用部位の高付加価値化
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ニーズ情報
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| 背景 |
近年、国内外において健康志向・自然派志向の高まりを背景に、柑橘類を用いたナチュラル食品やオーガニック調味料への需要が拡大しています。特に「ユズ」は、欧州を中心とした海外の高級レストランやオーガニック市場において、日本由来の香酸柑橘として高い評価を受けており、市場は成長段階にあります。 一方で、海外で流通する多くのゆず製品は、産地や栽培背景が不明確であり、日本産、とりわけ歴史や文化を伴った高品質なゆずへのニーズに十分応えられていないのが現状です。「京都産」「実生ゆず」といった希少性やストーリー性を持つ原料は、プレミアム市場において強い訴求力を持つと考えられます。 国内においても、京都ブランドや伝統食材は、観光需要やギフト需要と結びつき、百貨店や飲食店を中心に安定した市場ニーズがあります。加えて、食品ロス削減やサステナブルなものづくりへの関心が高まる中、未利用資源を活用した商品への期待が高まっています。 |
| キーワード |
サスティナブル 実生柚子エコシステム |
| 目的の詳細又は現状の問題点 |
第一に、原料である実生ゆずの安定確保が大きな課題です。実生ゆずは希少性が高く収穫量が年ごとに変動しやすいため、農家との連携強化や契約栽培体制の構築が不可欠です。特に水尾では、市場評価において外観が重視されることから農薬散布が一般的であり、無農薬・有機栽培の実生ゆず生産を拡大するには、地域農家との信頼関係を丁寧に築く必要があります。 第二に、販路と認知の限定性が挙げられます。現在は国内市場を中心に、一部の飲食店やオンライン販売にとどまっており、今後の事業拡大には、ブランド価値を明確に伝えるブランディング戦略と、安定的かつ継続的な販売チャネルの確立が求められます。 第三に、商品開発および海外展開に伴う体制整備が課題です。有機認証の取得や輸出に必要な食品規制への対応など、品質管理・規格対応を強化する必要があります。 加えて、少人数体制で事業を運営しているため、マーケティングや営業に十分なリソースを割けない点も大きな課題です。これらの問題を段階的に解決することで、持続可能で拡張性のある事業モデルへと成長させることを目的としています。 |
| 必要度合 |
早急に必要 ① 実生ゆず原料の安定確保【最優先・極めて早急】 実生ゆずはすでに希少性が高く、さらに水尾では生産者の高齢化と栽培放棄が進行しています。今後数年のうちに対応しなければ、原料そのものが確保できなくなる可能性が高く、事業継続が困難となります。 特に、無農薬・有機栽培への転換には時間を要するため、地域農家との信頼関係構築や契約栽培体制の整備は待ったなしの課題です。 ② 販路拡大とブランド認知の確立【高い早急性】 現在の販売は限定的であり、原料や商品開発への投資を回収し、農家支援を持続させるためには、早期に売上基盤を強化する必要があります。 とくに、海外市場を見据えたブランド設計や発信は、競合が増える前に取り組むことが重要であり、初期段階での戦略構築が将来の成長速度を大きく左右します。 ③ 品質管理・認証対応(有機認証・輸出規制)【中〜高の早急性】 有機認証や輸出対応は取得・整備に一定の期間を要するため、海外展開を本格化する前段階から準備を始めなければなりません。 後回しにすると市場参入の機会を逃す恐れがあり、事業拡大フェーズに入る前に着手すべき課題です。 ④ 人的リソース(営業・マーケティング)の強化【高い早急性】 少人数体制のままでは、販路拡大やブランド発信のスピードが制限され、事業成長が停滞します。 外部人材や支援施策を活用し、早期に体制を補強することが、上記すべての課題解決を加速させる鍵となります。 |
| 解決された場合の効果等 |
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| その他の情報(希望提携先等) |
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| 参考図表 |
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