KIC-Net 京都イノベーション創出ネットワーク

細胞は凍結により長期保存可能となるが、有毒な有機溶媒を使用する必要があった。当社は世界で唯一この課題を解決できる保存液の開発に成功した。洗浄操作が不要になり、医療現場の負担が少ない再生医療を実現する。

細胞　再生医療　凍結　保存

世界で唯一　有機溶媒を使用せずに細胞を凍結できます。
安全性が高く、洗浄せずに細胞投与できることを目指しています。

米国では、北極圏の魚が有する不凍タンパク質の研究成果を応用して、安全性の高い合成不凍タンパク質を用いた凍結保存液を開発したX-Therma社というスタートアップがある。80億円の売り上げ予想を出しており、約50億円の調達に成功している。しかし、特許情報を読み解くと、毒性の高い代替有機溶媒を大量に使用しており、根本的な解決には至っていなかった。
当社技術は世界で唯一、有毒な有機溶媒を全く使用していない製品であり、安全性が高く、生体適合性が高い製品であるので、競合優位性が高い（特許技術）。また、当社の製品は原価が非常に安いことも特徴で、利益率も良い。

本技術は、再生医療分野だけでなく、不妊治療や卵子凍結、血液バンク、骨髄、臍帯血バンクなどにも応用できる。
また、臓器輸送やオルガノイド輸送においても低温輸送を実現できる可能性があり、応用範囲が広いことも特徴である。

特許　商標あり